エアコンの設置工事で配管・配線を継いではいけない


エアコンの配管や配線を途中で継いでいる
据え付け工事が時々あります。

ガス漏れや漏電・通信異常の故障の修理依頼で調査するのですが、
室内機も室外機も異常がなく、基板交換するも改善せず。
不具合も接触不良のようなあいまいな不良も多く
原因特定が難しいこともありました。

配線やVVF線を継いでいる場合
熱交換器


エアコンの配管は銅管とVVFケーブルで
室内と室外がつながっています。

設置工事で銅管やVVFケーブルは半端のものが残ってしまいます。
この半端の資材を継いで使うと不具合がでることもあります。

室内機から室外機まで5mある場合、
VVF線・配管共に5m以上必要です。

半端なあまりのケーブルを足して5mにする
工事を行う会社もでてきます。

2m(余ったケーブル・配管)+3m 

特に問題がない場合もありますが、配管は屋外であるということ。
雨に当たらない場所だとしても 配管部は冷たくなり結露する。
VVF線は継ぐのはよくありません。


ワンタッチコネクタ(左)スリーブ(右)
どちらの継ぎ方でも不具合の可能性があります。

 配管(銅管)を継いでいる
配管は溶接・部材を使って継ぐことがあります。
きっちり継げていれば問題ないのですが、
ガス漏れがあった場合
施工業者以外は継いだ場所が分からないため
ガス漏れ箇所の特定が難航します。

銅管接手 銅管を継ぐ部材


壁の中や天井部の隠ぺい配管で
ガス漏れが起きた場合の修理は困難です。

配管部のみの耐圧試験を行い、ガス漏れが見られる場合、
施工業者との話し合いになります。